芥川賞が決まったそうです、作品は読んでいませんが、おめでとうございます。文学は絵画や写真のように時代を切り取り、写し取る言葉の芸術です。さしずめ、絵画は芥川賞で、写真は直木賞ということですか。ただ、芸術性や精神性がないと、単なるいたずら書き、スナップ写真になるのですが、今回の作品はどうなんでしょうか。どこかの国の裁判や違法行為なども、やはり対抗する明確な交渉力がないと負けてしまいます。正しいことだから相手は納得するだろう、なにも言わなくても理解してくれるというのは全く通じません。彼らは初めから相手の話を聞いていませんし、自己の都合に合わせた虚言を作って主張するから最初からかみ合うはずはありません。だからと言って交渉や会議をしないで逃げることは相手の思うつぼでしょう。いかなる困難であっても発言し続けることです。日本はすぐ諦めてしまい、特に一度失敗するともう負けと逃げますが、何万回負けても何万回も主張することだけが交渉の道です。相手が逃げるから国際会議にも出せないというのは官僚の発想にすぎまません。さても、竹田オリンピック会長の記者会見はいただけませんね。まあ、裁判がらみなので危険を感じたのでしょうが、日本のお偉方は一事が万事この調子なので困ります。正々堂々疑いを晴らす話をすればいいのです。逆にゴーンさんは立派です、あれだけ日産を食い物にした事実があるのに、平気で自分は無罪であると言い切るのはさすがに元カリスマです。そういえば、モリカケ問題で無駄な質問を2年以上続けている野党の努力だけは見習ったほうがいいかもしれません。ちなみに、日本は世界最大の債権国です。多くの国が債務負担に陥っている中、日本は莫大な資産を保有しています。その国が単に持っているだけでなにも活用できない、世界への情報発信も、大型プロジェクトもままならないといいます。他国は国家支援のもとに原子力発電を輸出しているのに、日本は企業に何の支援もしません。これというのもい、日本が敗戦し、財閥が解体され、財閥化を恐れて日本の銀行は民間会社の株を取得できないという連合軍のお達しが今でも生きているからです。日本だけです、何十年前に決まったことをいまだにかたくなに自己を縛り続けている国は。
本当に日本の行政は何十年前の誰が決めたのかわからない規則を永遠にも守り続けようとしています。それも無言で。はっきり言って厚生労働省の労働統計も十年前の不正をそのまま継続してしまった結果でしょう。きちんとしたガバナンスは政府も企業も必要であり、またそれをきちんとできる言葉の力を磨きましょう。