袴田氏の無罪が確定した、死刑判決により長い年月を刑務所で過ごしたが、証拠ねつ造を覆した姉君や弁護団の苦労は報われた。しかし、あまりに不当かつ悲惨な裁判だった、なぜ証拠を鵜呑みにして裁判官は判決したのか、そもそも一年も味噌ダルに隠されていたという検察の言い分に不信をいたがなかったのか、極めて裁判官の資質が問題である。アメリカ映画で12人の怒れる男たいという名画があるが、たった一人無罪を主張する陪審員が不審な事実に気がつき、他の11人の陪審と話しながら無実の被告を救う話である。今回は石破という自己中心自己保身の総理がほぼこれまでの党内の結論を無視し反故にして再度懲罰するという法治主義の原則に不当な判断をしたと思う。ちなみに石破派でも不記載事例があり、これを石破が説明する裏金とするのであれば、総理自ら裏金を行ったのであり、極めて悪質な暴挙ともいえる。実際、選挙が終わればどうなるか。話は変わるが、江戸時代に綱吉という将軍が問答無用で赤穂藩浅野内匠頭を切腹させた、いわゆる赤穂浪士である。実際は貧乏名家の吉良が生きるための賄賂、吉良氏からみたら当然の指南料であるが、内匠頭が金を出さず、そのための嫌がらせに刃傷に及んだと推察はしているが、さて、討ち入りはあるかどうか。ちなみに討ち入りに参加したのは赤穂藩の下級武士が多く、藩士の大半は殿様の敵討ちに行かないのは、そもそもある程度藩士も裕福であったということの証拠でもあると思う。現代社会で、金がもらえるということで闇バイトに応じてしまう若者が凶悪犯罪を起こすというのも、結局は政治の問題であり、そういう大きな問題よりも自らの保身のために総選挙するなら、兵庫県知事と同じレベルのおねだり内閣、無意味不当ねつ造疑惑解散だと言うことだ。