こんな高慢な人間に投票したのは、おそらく静岡県で大人気の清水の次郎長をイメージしたのではないだろうか。たしかに現代あれだけ中央政権に物言う男はいない、こういう「任侠道」に憧れがあれば一票を入れたくなるのもわかる。結果、本当に内心は極道なのだろう川勝は。川勝、もし違うなら電話ください、同じ機関にいたのでじっくり話を聞きましょう。問題はこの機関、つまりは文部科学省の教授だって事で、リニアがストップしたということだ。国交大臣は公明党が概ね大臣の椅子を確保してきた。公明党は絶対に文部省には刃向かわない、なぜなら、宗教の管轄をしているのは文部科学省宗務課だからだ。統一教会問題で気がつかれたかもしれないが、文科省ににらまれれば公明党は死活問題だ。ちなみに、公明党は大石寺に破門されているし、僧侶などはいない、いわゆる門徒だけの集団であり、はっきり言って故人となった池田大作氏を信奉する人々の集まりに過ぎない。寺社も宗教者もいない門徒だけでは文科省の許可がえられず、現実は東京都認可の宗教法人にすぎないのだ。いつなんどき文部科学省からクレームが来てもおかしくはない、まして一兆6千億の遺産問題もあるはずだ。故に、国土交通省の大臣とは言え、川勝氏が元教授であるからいつなんどき文部科学省に駆け込まれても困ると言うことで、JR任せで、この大臣は川勝に物を言わなかったのだ。もちろん、川勝を買いかぶりすぎる、確かに知事であれば文部科学省とコンタクトは取れるが、文部科学省が川勝の肩を持つことはないのだ、公明党議員ゆえに及び腰になったというのがリニア問題の元凶だろう。森喜郎も元文部大臣、世間は気がつかないが、オリンピック、ワールドカップ、音楽、映画、文化そして宗教、これだけの利権が存在する一大経済省庁であることを国会議員も世間も知らないと裏社会は理解できない。おそらく無罪方面となった任侠道の森喜郎氏はますます自民を陰で支配していくのだろう。