梅が満開です。さて、宗教は何が目的であるかと考察しました。まずは、空海の真言宗は、大日如来と自我の統合を考えていると思います。最澄の天台宗は戒律による自己回帰ですし、禅宗は、「宇宙」と自我の統合、阿弥陀教は「あるがまま」に統合、法華宗は法華経というより法華経をとおした「言霊」への統合、仏教を離れて神道は清らかなる浄化をつうじて「自然」及び「自然神」との統合、キリスト教は「慈愛」への統合でしょう。その目的によりさまざまな宗教が開発されたということも人類の歴史がそのまま精神の進化ともいえます。これから未来の宗教は何を目指して進んでいくのでしょうか。丁度1200件目のコラムの節目としてのテーマで書きました。