安倍派のパーティ券の不始末は岸田内閣に打撃であるが、新しい総理大臣にしようという世論は少ない。岸田総理の問題でも無いし、たしかにいろいろ不満はあってもなんとか解決しようとする姿勢は誰もが承知しているからだ。精々、大谷選手のフィバー以外に大きなニュースがない日本では、なんでも大騒ぎにしないとおもしろくもないというのが真相だろう。世界中の紛争も環境破壊も、日本で遠い世界の問題で危機感もわかないし、なんとか円安の恩恵でなんとなく経済も良い方向になるなら、ようやくコロナも落ち着くだろうと楽観的な世相がみえる。切実さがないから、今年の漢字が「税」とかとんちんかんな漢字が選ばれるということでもわかる。さて、それなりに進化し、便利で快適な世界になってきても、まだまだ世界には古代を理想として邁進する時代錯誤な国家もある。共産党の中国もその一つだ、香港の人々への弾圧をみても、台湾、チベット、ウイグル、南シナ海、どれも世界を自分の所有物としか見ていないということが明らかだ。これは単に共産主義だからというのは間違いだ。つまりロシアも共産主義の膨張主義によるウクライナ侵攻ともことなる、中国の歴史から分析するしなない。中国は古代思想か一歩も進化していないということだ。つまりは古代絶対封建性の皇帝は全ての物を支配することが天命で有り、中国人民はひたすら皇帝に忠誠を誓い、それにより中国皇帝は他の国家や民族を従わせるとまったく疑いもなく現代まで信じ込んでいるということだ。習の言ったことは全て正しく、そのとおり行動することが中国人の義務だ信じている。これは未来永劫かわらない、故に、今たこくが何を言っても中国は耳を貸さずに、勝手放題を当然もことくやっているということだ。つまりは、世界は、ある古代帝国と存亡を掛けて戦う必要が生じるかもしれないと言うことだ。手段を選ばず世界征服に邁進する古代帝国の末裔たち、しかし、古代帝国は数年で悲惨な末路を遂げたという歴史的事実を何度も繰り返して行われたことを彼らは知らない。究極の独裁国家は、ある日、まるで何も無かったかのように自然消滅するということが猛威を振るったコロナに似ているのかもしれない。