世界中で気候変動による影響で、人類存亡とともに地球生命体の危機を物ともせずに、またガザの闘いが始まった。日大幹部とか、ことし様々な組織の危機管理不能、問題対処能力の欠如に憤ったが、この何十年にもわたるパレスチナの問題はいい加減どうしようもない。両者が通せんぼする以上は交差点で全て赤信号で一旦止めてから判断するという理知的なことはせずに、またもや双方が全力で走り出せば、交差点上では無数の衝突が起き、交通は麻痺する、すなわち両国は戦争に突入するということだ。ユダヤ人はヒトラーのナチスドイツに600万人が虐殺された歴史がある、そのやられた側のユダヤが、今度は小さな地区に隔離されたパレスチナ難民たちを攻撃し、日々の生活は元より、生活空間すら奪おうとしている。もちろん、今回はハマスというパレスチナ側の過激派のイスラエル総攻撃が発端で起きたのだが、エスカレートしているのはイスラエル側だろう。このままでは、ガザ地区は正に現代のアウシュビッツ強制収容所だ、民族は反対にユダヤ人が虐殺する側になっているという歴史の皮肉でもあるが、虐待はされていた側が反対に虐待する側になるという法則を証明するようなものだ。そうすると、アウシュビッツ強制収容所に押し込められた人々が最後の力を振り絞ってナチス親衛隊に反撃したら、それを理由にナチス側が強硬に報復復讐するのでは、もうこれは正当性も理屈もないと同じだ。宗教が違うが、元々は同じ民族だろう、ましてお互いが長く交流してきた歴史もあるはずだ、紙切れ一枚で多くの人々が新天地を求めてきたし、聖書の記述が神の意志であるというのも理解するが、要は聖書を信じようが信じまいが、皆同じ地球という星に生きる生物にすぎない。隣が何教を信じても交際はできる、商売もできる、話し合うこともできるはずだ。地中深く穴ぼこ掘って戦争するより、仲良く商売した方が良いのではないかとそれぞれの宗教関係者は思わないのかい。