メジャーリーグエンゼルスの大谷選手が肘の手術を受けたという、まだ今季のメジャーリーグは終了せず、ホームラン王やＭＶＰの期待が掛かる中で、もう今後のシーズンに焦点を変えているということだ。来年からまた、左手にはサイコガンを付けて、敵をばたばたとなぎ倒してほしい。さて、だれかがやらなくては時代は変わらない、二刀流の大谷が野球史を塗り替えるように、世界も次の時代に向けて進まねばならない。なにも日本がする必要が無い、世界を動かすのはアメリカとか中国だとか言って何もしない人がいるが問題だ。いい例がある。幕末の日本、この時は欧米列強からの強い圧力で日本国内の意見がもめて大騒乱となった。尊皇か佐幕か、開国か攘夷か、血で血を洗う騒乱の始まりである。多くの人々は幕府が決めれば良い、朝廷が決めればよいと考えていたかもしれないが、どちらも思考停止状態で、日本の中央では決定できなかった。決定に向かったのは日本の端に位置する、薩摩と長州だった。関ヶ原の恨みと言うが、数百年前の出来事で、はるばる何百キロもかかて、死ぬかもしれない、藩が消滅するかもしれない恐怖の中で、江戸に討伐にいくだろうか。そして結局維新は成ったが、それは幕府ではなく、その日本の端っこの数藩の先導があったからだ。つまり、中央がやれとか、どこがやれという言うのでは、歴史は変えられない、変えるところが率先した結果が歴史をつくったのだ。今に人々は安易に政府がやるべきで我々は見ているだけだという意見が多いが、それは間違いであり、最後に後悔することにあると申しておこう。