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裁判所、検察この奇怪なるもの

裁判所は過去の判決資料を20年の期限が過ぎれば考えもなく廃棄してしまう組織である。つまりは過去どういう判決をしたのか結論は残されてはいるが、その裁判の過程は当時の当事者の記憶が頼りである。それでは裁判所としての機能はないと同じだ、日本は判例による裁判ではないので理論的には過去の事例ではなく現在の法律の有無で裁判を決定するから必要ないと言われればそれまでだが、裁判記録は重要な歴史資料でもある。さて検察も同様だが、50年以上前の裁判が揺れている。袴田氏の死刑判決が覆って、今は再審するかどうかということだが、そもそもこれまで証拠を全て出した結果がどうも怪しい。1年後に味噌樽の底から見つかった衣類に血痕が出たという不可思議な証拠というが、今回はそれ以外の証拠をだすというのだろうか。ならば、なぜこれまでに出さなかったのか不思議だ。つまりは廃棄した証拠がどこか偶然に味噌樽の中から見つかったと二番煎じでもするのか。先日の4人を殺害した男はサバイバルナイフで通りがかりの女性2名、さらに駆けつけた警察官2名を強力な散弾銃で射殺した、これは明確な証拠だらけだ、自衛官も射撃場で自動小銃で3名を死傷させている、是も明確な証拠、証言、証人が大勢いる。そしてかれらも刑が決まるまでに何十年もチンタラと証拠集めをして白黒つけるのだろう。よほど、裁判所も検察も暇だから、仕事がなくて裁判資料の廃棄ぐらいしか仕事が無いという証明だ。話は飛んでしまうが、昔はなんでも白黒付けることが世界の決まりだったが、今は白黒は付けないことが主流だ、白でもいいし黒でもいい、場合に依っては灰色だろうが、青でも赤でも容認される、いわゆる多様性社会になりつつあろう。男女も区別がなくなり、昨日は経済産業省のトイレの使い方で性的少数者の権利が認められた、なんでも人権は人権なのだろう。白黒付けない今の時代を検察は何を元に白黒つけるのか、検察のメンツだけにこだわれば己の顔に味噌を塗ることになるかもしれない。

内山家政婦看護師紹介所

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