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ロスケの愚

エプシロンロケットの打ち上げに失敗したそうだが、失敗もまた成功の母である。さて、徳川幕府を打倒したのは薩長などの西国雄藩の関ヶ原以来の積年の恨みが結実したものであるが、何も敵だけではなく、実は隠れた幕府打倒の立役者がいた。もちろん、それは水戸藩のこと、つまりは御三家の一つであり、徳川慶喜の実家でもある。なぜかというと、水戸藩は藩をあげて日本史の編纂を行い、徳川家ではなく天皇家こそ日本の中心であることを公然と明言したからである。徳川家の一員でもある者が、徳川を否定してはかなわない。その理論であっけなく徳川の時代は終わった。ところろが、影の立役者は水戸藩ばかりではない。そう、つまりは西欧列国こそが幕府撃破の元凶なのだ。尊皇攘夷といいながら、結局雄藩上層部は西欧列強と正面切って戦うことはなく、開国で明治政府を作りあげたのだ。大久保や西郷などそうそうたるメンバーは列強と戦っても負けることを百も承知していたし、その列強の植民地にならないために幕府と倒したのである以上、結論は、西洋列強の存在自体が徳川幕府を追いやった原動力なのだ。まあ、あの超大国清朝皇帝すら西洋列強に歯が立たなかったを多くの日本武士団が知ったことで、その後の日本を作ったのである。
さて、ロシアではプーチンも、その手下も、ロシア国民すらロシアが最強で一番偉いと思い込んでおり、他国の助言も意見も何もかも耳を貸さなかった結果が惨憺たる戦況に表れている。ウクライナは日々強化され、すでに超一流国なみの軍備をそろえていることすらプーチンは知らず、認めていないという悲惨な有様なのだ。事前によく他国を知り、いろいろな状況を判断する必要があるはずの国のトップが耳を傾けるのは、おべんちゃらを言うだけのスパイだけで、そのいい加減な情報を聞いて真に受けた結果がウクライナである。はじめからスパイごときが頼りな姑息な男に良識など無いということだ。指導者なる者は他国と友好をむすび、他国の状況をつぶさに把握し、それをまた自国の成長に促す能力が無ければ駄目であり、一方的な自己中心の判断で、他国を破壊侵略して従わせようとする独裁者の思い上がりがこの結果だ。そして自暴自棄の最後を迎えることになるだろう。まさに自業自得だろう、世界を知らない者が傲慢かつ強引な侵略という愚行は、ヒトラーと並ぶ狂人として永遠に歴史に刻まれることになるのだ。まあロシアも消滅しなくなるから、当然ロシア史も消滅するのでどうでも良い話かもしれない。ロケットのように木っ端微塵となれ、プーチン。

内山家政婦看護師紹介所

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