おぼろげながら安倍総理殺害犯の実像が見えてきている。見えたところでだれも何もできないし、何もしないだろうが、母親が統一教会に入信してしまい莫大な寄付を行い、生活が苦しかったようだ。悪質宗教による人の弱みにつけ込んだ悪意のあるマインドコントロールの証拠だろう。もちろん統一教会が説明すらしないのは知っている。問題はそういう宗教があることよりも、日本人が持っている他人に対する性善説という神話が悪害をなしているということだ。安全神話を信じ、日本は災害多発でいつ何時災害が起こっても不思議でないのに誰もが明日も平和だと信じ込んでいる。どこが安全の根拠で、なぜ信じ込んでいるのか不思議だ、毎日毎日詐欺電話で騙された老人の悲惨なニュースが流れても、今日も高齢者が何人も騙され金を奪い去られている。今回の奈良警察の不始末は単に警察の不名誉だけではなく、日本全体の、日本人全体の不名誉だと気がつかない愚かな人々もいるのだ。以前、ある島の有名な城が焼失してしまった。荘厳な建物で、何百億円をかけて修復復元した宮殿であるが、失火後わずか数時間で灰塵に帰した。県民の伝統文化のよりどころ、県民の誇りの中心だったと人々は泣き叫んだが、満足な消火器すらなく、消防ホースもなく、ただただ燃える姿を見上げるだけだった。これが如何に安全、安心な国だという妄想による思い込みで、いざとなった場合の対応すら考えていなかった証拠だ。実際今日も、デニー知事は中国船による沖縄県の海域への凶悪な領海侵犯に黙ったままであり、反対に沖縄を守っている自衛隊や米軍に対しては卑劣な嫌がらせを執拗に繰り返しているのだ。これがこの国の現実、いくら神話は尊いものでも国家や国民への保証ではないのだ、保証をするのであればきちんと憲法改正することがマインドコントロールされない真の安全の方策なのだと安倍総理は生きていれば語ったろう。