自由貿易港、または金融都市だった香港が消滅し、中国の一地方になるようです。国家安全維持法という基本的人権を踏みにじる法律が本日中国共産党人民大会議で可決されるでしょうから、明日7月1日をもって香港の歴史が幕を閉じるわけです。経済の基本は自由主義であり、政府や政治とは別のシステムで動きくという原則を無視した、習の思い込み謀略の結果です。このままアメリカとの貿易戦争や、オーストラリアやインド、南シナ海、尖閣諸島で侵略を続けるための布石でもあります。しかし、これは経済戦争であることを知らないからできることで、愚かなことです。次はマカオが陥落し、上海も荒廃するでしょう、すなわち西洋的な経済市場から締め出されるというわけです。つまりは精々、中国国内のひとつの地方都市になり、国際経済の枠外で生きることになります。入り口と出口を取り違えて、国外逃亡をしたゴーン率いる日産の逆走経営とよく似ています。習がいつ国外逃亡するかはまだわかりませんが、中国経済はすさまじい勢いで逆走迷走を始めています。すでにリコッキョオウ首相は中国人の半数は露天商程度の経済力しか持ち合わせていないと発言したそうです。7憶人が路頭に迷う日が近いと言うことです、また一握りの中国共産党の幹部が手にしている数千兆円の資産も、世界的なコロナの影響で損失していくことが目に見えています。いくら中国がアメリカに対抗するためにアメリカ国債を投げうる対抗策に出ても、利率を上乗せすればアメリカ国債は瞬く間に売りさばくことが可能であり、そうすると、今度は新興国の資金がアメリカに流失し、アメリカばかりが豊かになるということになります。中国のこれまでの繁栄はアメリカが莫大な中国製品を購入してくれたから、莫大の資金で軍事と盗んだ技術で企業を作れたおかげであり、これからはそれは不可能です。中国人の特性としてはコピー作り、いわゆる偽物つくりに長けているので、お手本の日本企業を真似た経営で世界を牛耳ることができましたが、かつて、日本がアメリカのスーパー301条で敗北したように、米国の対抗策で猿まねの企業群は消滅するでしょう。ちなみに、中国南部は今年も大雨の被害が出始めています、北は砂漠化、乱開発の国土は作物の生産に向かなくって来ています。中国製品を使ってみるとよくわかるのですが、非常に壊れやすいですね。すぐ壊れる、そしてメンテナンスもなっていない。問い合わせてもそもそも作った会社自体が無くなっているわけです。つまり作るだけ作ってそのあとのケアという観念が全くない、だから逆に安く作れるというメリットがあるのですが、消費者は大迷惑。このままでは、高層ビル群、高速道路や鉄道、各工場、ネットワーク機器の全てで維持管理ができず、作動しなくなる可能性も出てくるでしょう。まるで恐竜時代の様にある日突然、滅びるということもありえます。現在アメリカを中心とした資本主義経済の根本は最初にも言った通り資本主義と言う経済観念で金が回っていくと言う大原則で、人為的な操作は極めて危険であると言いましたが、どうようにもう一つの根本原理は多様性です。いろいろな価値が、いろいろな価値感の人々の柔軟に変化していくうえで様々なまさに森羅万象の世界がそのまま経済活動なのです。それを中央政府の一元的な勝手な思い付きやご都合で経済を動かせるわけはないのです。これまではお人好しの世界を騙し続けてきたということを、この香港消滅と言う事実を世界に突き付けた中国共産党は、もういちど原始時代に立ち戻り、基本的人権とはなにかを学ぶべきでしょう。そうしなければ天安門事件で中国共産党が虐殺した一万人以上の若者の命が浮かばれません。