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良寛さんの言葉

DSC05973江戸時代には天明の飢饉で推計70万人の人々が餓死しました。その時代に生きた良寛と言う人は苦しみの中にどのように生きるかを教えてくれたいます。最後は直腸がんなのでしょうか、1年余りの激しい下痢にさいなまれ激痛で亡くなりました。「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候、死ぬ時節には死ぬがよく候、これは災難を逃れるる妙法にて候」と戒語を語っています。苦難にあうときは苦難にあい、死ぬときは死ぬ、まさに自然の道理で、運命に従うしかありません。それをどう解釈し、どう生きるかは自由ですが、一つの現代へのメッセージにもなると思います。
現在の日本政府はまるで平安貴族のお公家政治の如くで、あるがままその場しのぎでなんとか現場で頑張ってくれとのように聞こえてきます。禅僧のような世の中を達観した者が命を慈しむのとは違い、単なる右往左往するだけで、まるで逃げ惑うのネズミかの様そうです。結局、苦難を生き抜こうとする責任感が欠如しているのかもしれません。台湾、韓国、ベトナムは武漢ウィルスに対処できているのもこういう責任感を持った人たちがその政府にいるからでしょう。しかし日本はどうもはっきりしません。言っていいかはわかりませんが、専門家と言うのが実に怪しい。感染の専門家だから全てを分かるとは言えないのです、感染はあくまでもウィルスがどう感染するかを学術的に研究しているのですが、国民からどうウィルスを防ぐかのプロではないのです。ウィルスの専門家も違いますね、ましてやコロナウィルスを研究している人ならともかく、インフルエンザウィルスを研究している人は本当は無知であるかもしれません、では防疫の専門家ならいいのでしょうが、空港や港湾での防疫ならいざ知らず、都市や国家全体の防疫をどこまで考えているかは疑問です。結局彼らがいう話で振り回されてしまった結果、台湾などよりも成果が上がっていない状況の様です。明日からまた約ひと月緊急事態が延長になりました。まあアメリカやヨーロッパ諸国に比べればいいのだと言えなくもないのですが、経済や通商は悲惨な限りであり、この後も長引けば現代の天明の飢饉にもつながりかねません。すでに多くの会社が倒産し、多数の失業者があてどもなく家に引きこもっている状況は救いのない危機感を抱かせます。
ではどうするか、良寛さんのように達観できればいいのですが、そこまでまだ解脱できなければ、戦争だと認識して適切な強制力を持って団結させる努力をすべきです。有権者に遠慮して全部一律にしないと納得されないという弱腰でいくから必要のないところにも無理強いさせ、やれねばならぬところは曖昧で済ませるからいつまでも終息がみえないのです。まあたしかに難しいと言えば難しいですが、それが国家としての強制力であり、実行力なのです。歴史上、多くの国が存亡の岐路に立ちました、そして的確に責任をもって団結した国は生き残り、そうでない人々は災難に逢い、死ぬことになった訳です。政府は制度としてきちんとした強制力をもてるよう憲法を改正するのが、災難の時節の教訓から学ぶべきことです。

内山家政婦看護師紹介所

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