今回の武漢ウィルスの隔離作戦でも、また地震や津波などに対応するのでも病院船を持つことは必要かもしれません。現状では自衛隊に置く必要は無いかもしれませんが、将来は防衛機能の一つになります。当面はやはり海上保安庁に数隻の大型病院船を保有させることが考えてもらいたいことです。東北大地震でも、海上から支援・救援は重要でした。
この間、羽田空港や成田空港を使うのではなく地方空港に伝染性疾病患者をおろし、隔離できる施設を使えといいましたが、病院船はそれに打ってつけと思います。普段でも国民の安全を守る上で病院船の存在は勇気を与えるものですし、青少年の訓練や海洋開発にも利用することが考えられます。広い海洋域を持つ日本が病院船を無駄だと思っているようでは話になりません。また、案の定、経済にもウィルスの影響が見えてきました。人間の社会生活に影響している以上、経済活動にも影響するのは当然です。これで生活に支障があっては、病気から守られても、餓えて死んでは元も子もありません。さて問題は先行きオリンピックでしょう。古代ギリシャでは戦争を中断して皆がオリンポスの神をたたえるために競い合った協議会も、人が集まること自体が危険では開催が危ぶまれます。もちろん夏までには終息するはずですが、今度は南半球が冬を迎えることで、通年世界に蔓延する可能性はあります。場合によっては観客なしでの試合も出てくるかもしれませんが、中止自体はなんとか避けてもらいたいです。
近頃はすぐ物事を止めてしまう傾向が強いですが、最後まで頑張るという姿勢がなんでも大切です。じつは引きこもりも多くが会社を辞めた、学校をやめたことが起点になっています。結局辞めずにたとえ苦しんでもそれを乗り越えるまでめげないということが人生を分ける重要なポイントとみています。我慢する、辛抱する、耐える、それができないから逃げて引きこもり、恐れて隠れることで、一生を終わるのです。これでは人生負けです、だれだっていやなことや苦しいこと、怒られたり、叱られたりする中で自分を鍛えるのですから、そういう貴重な試練を自ら拒否して、トラウマだと称して戦うことするせずに引きこもることが人間をダメにするのです。反対に負けずに生きようと過労や虐待に会うかもしれませんが、それは次の問題です。そういう場合にどう対処するかは個人ではなく、社会がきちんと対応するというのが人間社会の在り方でしょう。今回のウィルス騒動が、人間社会をどう変えていくかが未来への回答につながるかもしれません。