社会を動かすのは、大統領や国会議員、政治家ではない。社会は民意で決定される。はっきりと現れるのは選挙であるが、民衆の意見は至る所を見回せば何が必要かを知らせてくれるはずなのだが。いま、少なくともトランプは王様気取りでアメリカ全てを意のままにできると確信していると思う。それは間違いだ、社会を動かしているのはトランプではなく、アメリカ国民である。いい例が韓国の大統領だろう、戒厳令を勝手に独断で敷いたために職を罷免解任され、ただの囚人になった。まだ裁判決定ではないが、これまでの例を参考にすれば死刑もありうる重罪だ。尹とかいう元大統領は夫婦一諸に刑場の露になることも、あの国では普通の事だ。さて、今回のトランプの関税や、多数のアメリカ政府職員の解雇、多くの補助金の削減で世界中で路頭に迷う人がでるだろう、その人たちにも意見がある、それが民意なのだ。尹大統領のように、トランプもまた弾劾を受ける可能性はある。その取り巻きも一緒に捕まるかもしれない。無罪か有罪かも結局民意なのだ。さて、今は関税で株価が大きく下落している、このまま世界経済も沈滞するだろう。恐ろしいのはコレで済まないということだ。関税はとりあえず、各国との調整が終われば元に戻ろう、結局損をしたのはアメリカとアメリカ国民ということが分かるまでのこと。問題の世界経済への悪影響はこの後に、もう一度何かが切っ掛けとなって再び世界経済が破綻の道をたどることになる。世界は次の経済破綻についても、今から考えておくべきだろう。