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ヴォルデモート卿かよ、トランプ

もはや、マンガか童話の世界だ。相手国との貿易の差をそのまま関税にするという、経済学も経営学も知らない守銭奴大統領の考えそうなことだ。これをみると、ハリーポッターの魔法省を乗っ取ったヴォルデモートの魔法世界支配を彷彿させる。悪の帝王ヴォルデモート卿に服従する者たちを次々と要職に就かせ、裏切り者や服従を拒否するものは蛇の餌食にして恐怖政治を作り、権力と恐怖でことごとく魔法世界を支配する。ホグワーツ魔法学校も校則は強制的に変えられ、反抗する者は容赦なく罰則を命じられ、根こそぎ奪われたポッターたちは、ヴォルデモートとそれに忠誠を誓う悪者たちとの戦争に発展するということだ。まるで現在のアメリカ政府を乗っ取り世界を支配する話と同じだ。さて、ハリーポッターの話は置いておいて、アメリカが物が売れない作れないというのは当たり前で、そもそもアメリカの輸出入だけでみれば大赤字だが、それでなんで超大金持ちのホテル王トランプや世界最大の億万長者イーロンマスクが貧乏にならないのだ。つまり、貿易外で大もうけをしているからだ、ITやエンターテイメントなどなど莫大な利益を国際企業という名称で巨額な報酬を世界から巻き上げ、利益を得ているからだ。これらアメリカ発の国際企業の金は最終的にはアメリカ人社長の懐に入るのだが、アメリカ合衆国の貿易に換算しないアメリカ政府の問題なのだ。結局アメリカは農業生産物の第一次産業と、サービス業である第3次産業で世界から金を巻き上げるだけで十分なはずが、第2次産業の工業製品からも金を取ろうとする魂胆なのだ。これは確かにトランプの票田である、白人労働者がこれら工場の従業員であるからなのだが、おかしい話だろう。ドダイ、アメリカで工場を作っても、広大な国土には大型トラックのような物だけのニーズに対応するだけで、ごみごみした人口密集のアジアやヨーロッパでは使い物にならない、ましてアメリカの工場に運びこむ資源や部品は遠く他の大陸から運ばなければならないし、逆に販売するのも遠い大陸に運ぶのだ、つまりは運搬だけで倍以上のコストが掛かれば売れるわけがない。もちろん、飛行機や兵器や情報機器は他国は作れないからそれを売ればいいわけで、つまりは日用品や自動車を作って対抗するのはドダイ無理な話だということをトランプは利理解していない。トランプとそれに忠誠を誓う者たちが今後どういう運命をたどるかはわからないが、蒼白のノッペラボウの顔になるのは間違いない。

内山家政婦看護師紹介所

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