「守るも攻めるも黒鉄の浮かべる城ぞ頼みなる」とは軍艦マーチだが、世話好きの日本製鉄がアメリカ政府に嫌われているようだ、そうだろう製鉄は国家及び国防の要だ、安易に他国の企業に買収されては国家の危機になる。しかし、本当は日本製鉄はUSスチール以外の製鉄所を買収すれば良いので、わざわざ貧弱なアメリカの製鉄所を助ける必要はないのだ。カナダの小さい企業が倍大きい日本のセブンイレブンを買収するようなメリットがあるのか日本製鉄の経営に疑問を感じる。それは実は中国で痛い目に会っているはずだから何も学習していないという感じしかないからだ。昔ようやく中国大陸を支配した毛沢東以下中国共産党政権は、全中国人に製鉄を命じて、あらゆる業務をそっちのけで、くず鉄作りを行い、最終的6000万人の餓死者をだした文化大革命があった。これは中国の近代化はまず製鉄であり、穴を掘って木を燃やせば手軽に鉄が手に入り、その鉄でスキやクワを作って農作業をすれば中国共産党は人民を養えると極めて非科学的な判断をした結果だった。挙げ句の果てが国土の荒廃と餓死の山だ、今も昔も中国共産党のやることは同じだという証拠でもある。話は長くなった、そこで手を貸したのが日本製鉄の前身だ。当時の社長が製鉄の技術を無償で提供し、なおかつ世界最大の製鉄所を中国に何カ所も無償で作るという偽善とも言える、愚かな行為をしたという事実がある。もちろん、当の社長は日本軍が中国で迷惑を掛けたという謝罪のつもりであろうが、まさに日本国への反逆以外の何者でもなく、その結果中国共産党人民解放軍は膨大かつ安価な鋼鉄に守られた軍艦と戦車で世界征服に邁進しているわけである。それをみればアメリカも警戒するだろう、当然、日本がアメリカの中枢産業を乗っ取るとしか見られないのだから。さて、行く先はどうするのか、重要な日本技術をアメリカに渡すより、アメリカの高度な技術や資源を買収した方が良いんじゃないかな、それこそ国益を考えて日本製鉄は経営したもらいたい。