正恩の北朝鮮では、韓国ドラマを見たと言うだけで中学生30人を公開処刑するというおぞましい世界になっているが、日本も同様だ。
いやいや、独善主義というか偽善者というか、オリンピックのメダル候補の19歳の女子選手をタバコ一本で辞退させるとは、聞きしに勝る屁理屈のまかり通る世界になったもんだ。まあ、言われることは正しいとしか言い様がない、悪い者は悪い、禁じられて事はしてはならない、喫煙はまだ20歳にならない以上ダメだ、19歳では何もめでたくなかろう、90歳になってもめでたくない時代だ。しかし、オリンピックは莫大な裏金が渦巻く、欲望と悪意の世界に、なんでタバコ1本で公開処刑なんだ。WOC会長となれば収入は何十億単位であり、東京では莫大な賄賂の授受があったし、東京五輪を主催した都知事は嘘をついたとか問題にもなった。まあ東京大学卒業というくらいの嘘なら知事失格だが、結論はどうでもいいような大学ならどうでもいい話だったということだ。どういう判断で辞退させたのか、この教条主義的偽善、勧善懲悪の性善論の根本は憲法第九条の問題とも絡むような日本人の性質にもよるし、理想主義と現実主義の闘いでもある。これはいつまで議論してもしょうが無いから止めるが、一体スポーツ庁長官は何をどうするのか、いつも黙ってなにも言わないスポーツマン精神は本当にスポーツ庁の長官なのだろうか、仕事をしない方がよほどタチが悪いからいないほうがいいとも思うのだが、結局なにも分からない男が得をするスポーツ界でもダメだろう。公明正大美辞麗句の社会、きれい事を並べてみて、わずかなミスも許さない世界ほど逆に社会を苦しめる極悪がはびこるかもしれないということを人類は知ることも必要だろう。