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怨霊は存在するのだろう

テレビ番組を見たら非常に痛ましい事件を扱っていた、有明海の水門をギロチンで閉鎖し現在は水産物資源はなくなったという。堅くなに農林水産省は開門に応じず、将来も応じないという。地元水産業者の人々や裁判所も開門を要求しても門前払いで閉ざし、生産していない農地の保護に無駄な税金を膨大に浪費している。農林水産省の大臣以下トップの異常さは際立つ。もうひとつは鹿児島県警の本部長以下の警察官不祥事の隠蔽だ。県警トップが身内の不始末を隠すために告発者を摘発するなど鹿児島県警察の威信を著しく損なっている。役所も警察も権力の要である、全国どこでもいろいろな問題を起こしてきたが、それでも何らかの打開策を講じているところが、有明海の佐賀県、そして不祥事隠蔽の鹿児島県の頑固さは群を抜いている。民主主義も情報公開も何もあったものではない。はるか遠くにいると何とかならないか、海を元にもどしたい、本当の犯罪を明らかにしろと言いたいのだが、当事者では極めて難しいという。これは実は表面に見えるドンヨリした無気力に怨霊が隠れている。佐賀の乱で無実の江藤新平らが大久保利通らによって抹殺された怨霊、今ひとつは西南戦争で西郷隆盛もまた真意を理解されずに明治政府に抹殺され怨霊のせいである。明治政府は両反乱を無慈悲に制圧し、大久保らが独裁が始まったが、盟友の西郷はマンマと罠にはめられたのだ。江藤と西郷という日本史上きっての有能な人材を葬ったツケは大きく、いまだにそれは佐賀と鹿児島に残っているということだ。現行の政府関係者にはおそらく怨霊に勝てる人間はいない、何かもっと違う方法も考えないと未来は開けないのかもしれない。

内山家政婦看護師紹介所

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