いやはや、先日は市川團十郎氏の記者会見があったが、質問する記者のレベルが低すぎて団十郎も憤慨したようだ。歌舞伎を普通の演劇程度にみているので、思いつきの質問で無知の馬脚を現した。しかし、これは氷山の一角、近頃のマスコミの質疑には何でそう言わないのか疑問に思うことばかり、ハッキリ言って勉強不足という指摘は当たっている。結局、レベルの高い記者の育成も補充もないままま、素人記者しか残らないマスコミ界では未来もない。川勝知事の会見も、まったく振り回されただけで川勝の詭弁をそのまま垂れ流すだけでは、突っ込みもできない。キャッシュバック問題も自民党内の処分も出されたが、処分に不服の議員の言い分についても突っ込みもできなかった。だいたい、文部大臣経験者が多いという違和感が記者にはないのだろうか。下村、萩生田、塩谷と一派閥に文部大臣がこれだけいて、他の大臣職はしていない、そして安倍派の実質トップは森喜郎元文部大臣、つまりは文部利権が森の手下が牛耳るという構図、つまりは森支配であるという証拠が明らかだ。しかし、マスコミは知らないのか、見てみない振りだ。ちなみに、先月末のロシアの大統領選挙、９０％近い投票率で、８千万に近い得票をプーチンが得ている。おかしくはないのかい、ロシアの総人口は一億人程度、その中で選挙の有権者が８千万になるなら、全員が投票しないとこういう結果にはならないだろう。日本なら総選挙でも３千万人が投票するなら選挙が成り立つくらいだろうから（投票数値は不勉強で申し訳ないが不正確だと思う）、想像するにロシアは２億人くらい人口がいないとこの選挙の数値は信用はできないはずだ。選挙は始めからプーチン勝利で仕込まれているので驚きはしないが、その数字であれば、数百万人の徴兵も可能なロシアで、なんで兵士が足りないのか、ネパールやイスラム系の人々を金で募集したり、監獄から兵士に出す必要とかあるのか、おかしくはないのかい。現実に一億近い投票用紙を整理するだけで何十万人も必要だ、しかし、それだけの人数がいるなら、戦場で戦うロシア兵も何十万人も可能だろう、しかし、もはや戦線を維持するのがやっとで、再び大規模な徴兵をするという、明らかにおかしいロシアの人口が選挙結果からもうかがい知れるのだが、マスコミや評論家はそんな分析もできないのだろうか。