今更、日本はヒトラーに騙されて負けましたとは言えんだろうが、事実は事実、貧乏くじを引いたのだが、今の日本は経済的にも民主主義も、平和主義も世界でトップクラスだし、まして同盟にかつての敵アメリカがついている限り安全保障も心強い。さて、アメリカはトランプのような強硬な独裁的男が大統領選挙に出るのだろうが、いっぽうでテイラースウィフトのような超スーパースターたちの発言に右往左往されている。アメリカという史上最大の強国も一人の民間女性にかなわないというから、究極の民主主義ともいえる。さて、話は飛んでしますが、日本は蒙古襲来によって、侍による政治権力が強化されたことは言うまでも無い。蒙古には天皇を中心とした貴族政治では歯が立たないことはあきらだった。そして武士の台頭という時代が、この国家危機に際し効をそうしたことになる。もしかしたら、外敵がいなければ、国内の権力闘争で、武家の統領が天皇の地位を狙うような、国家が別の王朝に変わることになったかもしれない。実際、将門などが存在する例もあった。しかし、ならなかったのは、武士だけでは蒙古に勝てなかったし、勝っても再び蒙古襲来があれば、いつかは武士のみでは敗北し、日本は支配されるということが分かったのだろう。決して天皇をないがしろにせず、国力全体を集結するには天皇の役割が大きかったと思われる。結論からすると、天皇制は残り、武士軍団は強力になり、二つの連携が日本をのちのちまで発展させたことになる。決して蒙古襲来はあってはならないことではなく、歴史的にはそれなりの収穫があったということだ。逆に中国は何も学ばなかった、いよいよ中国共産党の崩壊が近いようであるが、この崩壊はこれまでの中国の各王朝滅亡の教訓から何も学ばずに、なんども皇帝独裁の過ちを再びまた繰り返しで衰退するという愚かな茶番劇を繰り返したのすぎない。歴史上はもはや世界史から中国が消えて単なる貧困係争地の中のだれも住めない広大な墓地になるのかもしれない。