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日大の理事長は保身だけ

林という日大理事長は何をしたいのだろうか、アメフト部の廃部について記者会見したらしいが、結論は責任逃れの人任せの無能な役職であるという証明をしたようなものだ。まったくのところ、保身以外の何者でもない。これではアメフト部どころか日大の廃止も見えるようになった、トップが保身に走ったことは組織の滅ぶ前兆である。話は飛んでしまうが、アフガニスタンはタリバンが支配し、イスラム教の元で市民は弾圧を受けている、特に女性の差別は酷く、仕事も教育もなされていない、外に出ることすら自由にはできないという。なぜこんな事になったのか、一時は近代的な国家体勢が整い、大いに期待できたが、アメリカ軍が去ると同時に崩壊した。時のアフガニスタン大統領はトラック一杯に金を詰め込んで国外逃亡したのだ。頼りのアメリカ軍もいなくなり、軍隊や警察も瞬く間に怒濤のごとく崩れ去り、人々は逃げ惑い、数日でアフガン全土はタリバン兵に支配された。愚かな、まさに無責任な、これほど酷いトップは見たことも聞いたことも無いが、現実に一国が崩壊した。命からがらその大統領が、国民も国家組織も置き去りに逃げたが、逃亡先では言い訳と言うよりも、自己弁護と言うよりも、臆病で無恥だけだったということだ。「最後まで逃げない」と言いながら国外逃亡する大統領である、この恥知らずを日大理事長は笑えるのだろうか。むかし、自衛隊が立ち上がれと鼓舞した作家も自ら国防の会を立ち上げたが、だれも主旨を理解できずに切腹して果てた。その行為は義であり、尊敬に値するが、冷静に考えれば、作家自身の思いあがりともいえるのだ。尊敬する大作家といえども、世俗の人気の溺れてしまうと前が見えなくなる、自分が言えば誰もが従うという有名人ならではの誤解が解釈を誤るということだ。人気作家がトップに立てば、社会は評価されると思ったら大間違い。有名人の人気など社会にとっては関係ないのだ、あるのは社会は普通の人々の集まりであり、彼らが納得する説明が必要ということだけだ。

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