長く戦争と混乱と紛争があったカンボジア、しかし本当の平和にはほど遠い。やはり中国の影響であろう、独裁政治を行っている現政権側の与党議員しか選挙に立候補できず、反対勢力である民主主義政権は政党とは認められず選挙すら参加できない。まるで香港政府と同じく公正なる選挙ではない。やもえないという人もいるが、日本の人権屋もだれも批判はしない。このような例はイランでも女性差別を平然と継続しており、ロシアも現在では当所見かけた戦争反対の活動は消滅した。世界的にはどこも独裁政権を容認し、強権で国をまとめるという傾向が強くなってきている。もちろん、これには国連は無力だ、自由主義のアメリカの助ける余裕もない、まるで八方塞がり。日本も本来公正であるべき検察庁で、贈収賄という罪をなすりつけようとしたらしい事が分かり、また国家の威信を傷つけるのだろうか。検事たちの横暴もまた許すことはできない、ゴルフボールで車を壊し保険金を狙ったビックモーターと何ら変わらない、いやそれ以上に検察官の悪質さは糾弾されないと、国民の人権は守れないというとことだ。さて、大河ドラマでは天才的独裁者織田信長は本能寺で暗殺された。当時でも、織田信長の死はまさに歴史的な重大事件だったろう。SNSやニュース速報もない時代に、一瞬で暗黒世界になり、織田の家臣だけでなく全国の戦国大名が戦慄したろう。もし本当に織田信長が死ななかったら日本も全く違う国になったと思うくらいの大事件とはこのことだろう。いずれにしても天皇制とは別に、軍事的な皇帝による独裁制ではなく、大名全部を束ねていくという徳川政権は成立し、束ね損なって明治政府が発足した訳である。中国やカンボジアその他もろもろの独裁政権もいずれは瓦解することで、それが民主主義国家になるために一度独裁制が崩壊する位の大事件が必要になるのだろう。