世界の眼がウクライナ戦線とプーチンに向けられる中、中国の動きが加速している。もちろん、ロシア軍も油断がならず、西側の戦車が多数投入されても経過によっては膠着状態が続く可能性もある。その裏で着々と世界的規模の侵略の端が見えてくるのが中国の触手だ。香港やウイグルなどの報道も、中国のコロナ政策の転換でもみ消されているが、ほぼ中国の支配が完成したような状況だ。インド洋における中国海軍の寄港地となる親中国各国の港も完成し、いつでも中国の大型艦船が停泊できる。南米や大洋州も拠点つくりに中国スパイ網ができている。北朝鮮はおそらく正恩らの餓死を待って侵略されるだろう。ところで先月南極昭和基地へ「しらせ」が着岸してのであるが、昭和基地近くに中国の基地が造られていることが判明している。しらせの航路を秘密裏に追跡し、物資を上陸させ中国の基地を構築したらしい。追跡されていることも知らずにのんびりと氷を割りながら進んだのだろうが、気がつくとすぐ後ろに中国の艦艇が迫っていた。一応自衛艦である「しらせ」ではあるが、無防備もここまで来ると脳天気なのだろう。問題は普通の南極観測であれば日中それぞれが行えばよく、特に国際上はどこにも属さない南極大陸であればお隣同士でも文句いえないだろう。しかし、なぜ日本のすぐそばにわざわざ中国の基地が造られたかを気にしている者は私だけだろう。つまり、南極を実効支配する意図のために、わざわざ昭和基地の隣接を狙った行為からみて、当然、昭和基地の傍受と日本の観測の妨害であろう。それ以外には軍事的な情報基地であり、南極への軍事基地構築の下調べでもあろう。さて、はるか南極でさえ中国の手が伸びていれば、北海道、新潟、沖縄等々、ぞくぞく日本の土地を合法、非合法いずれでもすでに手中に収めており、このまま行けば中国の国家安全法によりそのまま中国領土になるということだ。つまりは中国に逆らう者をこれらの土地に誘い込み抹殺することができる。日本人が日本の国内であっても、中国人に拉致されいつの間にか骨も残らず消滅する社会がもうすでにできたということだ。ウクライナの影でいよいよ別の戦争が開始されたということをだれも認識すべきだろう。