既に正月を祝ったのであるが、中国では今日が正月元旦らしい、まあ地域で地域でいろいろな風習や祭り、歳時記があっても良いし、日本などは大和古来の歳時記で季節を彩られている。問題はあくまでも一地方、一国の歴史を世界全部が祝う必要もなければ強要もされないということを中国は永遠に思考にたたき込む必要がある、あくまでも地方の民間の行事だ。これを踏み外すと、世界中で春節の事始めを祝いに北京に朝貢に行かなくてはならなくなる。小沢一郎ならともかく、世界の中心が中国だという誤った感覚は小沢だけにしてもらいたい。今回の中国政府のコロナ対策で、昨日までゼロコロナで一人でも患者がでれば一都市全てロックダウンして市民生活を完全封鎖したのが、一夜にして感染防疫の対策を一切行わず、まったくコロナ感染放題の放置にするという極めて杜撰かつメチャクチャなことをやって多くの死者をだしている。中国はこれで収束すればいいと思っているらしいが、今後も何十波も感染の波でこれから何十倍の死者が出ること、それも中国から世界に飛び火するだろう事が十分予想できるのも関わらずダ。つまり中国は政治という概念はないという事なのだ。その場しのぎで、不満もなにも関係なし、中央に君臨する皇帝の威光だけが存続すれば後は一切どうなろうとお構いなしということだ、故に少しでも逆らえば、どんな理由があろうとも抹殺されるということになる。それは日本にいようがアメリカにいようが、現地の中国人がどんな状況でも異分子として逮捕抹殺することができるからだ。そのような国は政治ではなく、完全なる支配しかない。いわゆる権利と義務の狭間に政治が存在するのだが、支配という義務しかない以上、政治ではない。中国は中国共産党が国家を支配するので、国会も裁判所も行政も全て共産党の指導の下にある、軍隊も人民解放軍は中国の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊だ、つまりは国家および中国国民はすべてなにもかも中国共産党の奴隷と同じだ。これは今話題のロシアの前のソ連が共産党にお元で国家機関およびロシア国民がいた構造と同じというい事だ。ソ連時代はソ連の首相と合意しても、共産党書記長、たとえばブレジネフ書記長が許可しなければ何も動かないとおなじなのだ。しかし、このソ連のスタイルの元は、日露戦争に勝利した明治天皇の影響を受けていると思っている。日露戦争後にソ連共産党がロシア皇帝を追い出し、ソ連を作ったのだが、日本のように国家機関を超える超絶した天皇制を真似したのが、共産党という組織での国家支配なのだ。一見ロシア皇帝とも異なるが、日本の天皇の絶対的な権力構造があるからこそ、ロシア帝国は敗れ去ったのであり、いかに天皇制のすごさを理解していたのはレーニンだってということだ。そしてロシアも中国共産党も北朝鮮もその他独裁体制の国々も元を遡れば明治天皇制に行き着くと言うことだ。もちろん明治天皇は絶対正義であるが、これを悪用する世界の悪党どもがそれぞれの国で天皇を語っているかのように人民を道具として支配しているということだ。これはまた民主主義を語って独裁を行う表面的な民主制とも共通するのだ。とても世界は祝っている時ではないぞ。