中国のGDPが、3.9%伸びたとかニュースになったが、信じる者は愚かである。いつものように中国共産党の指示命令で作られた数字を統計局の名で出しただけで、根拠はない。調査も実際に行われないし、行われたとしても算出された数値とは全く整合性のない、ご都合上の数字なのだ。これまでも中国の数字でまともな経済数値が公表されることは少ない。せいぜい、他国との収支でごまかしがきかないものだけが比較できうるものだろう。他国が10億ドル分中国に輸出すれば、中国が当然10億ドルの輸入があったと経済上の金額を掲示しなければつじつまが合わないからだ。もし、ほんとうに中国が調査をしていると思い込んでいるのならば、調査の現場を確認することだ。調査用紙があるのか、どこに配布し、どれくらい回収しているか、調査票の個票がどこかに保管されているならそれを確認するだけでも、いいだろう。通常であれば、調査用紙を配布・回収する調査員、調査結果を一枚つづ集計する統計職員、されにデータを電算化する者、集計結果を分析する研究者がいてはじめて調査ができるのだ。実際に調査が行われていない調査で、出された数字を信じる方が馬鹿だろう。世の中には新聞に出た数字をすぐに信じる人が多いので、今回本当は違うのだと言うことを言っておく。ハッキリ言えば、しっかり調査し、調査結果を出したとしても信じては行けないと言うことでもある、統計の取り方、解釈の仕方でいかようにも数字は変えられる。一部だけを取り出し、またが一部を除くことで、見た目の数字は違うからだ。野球のジャイアンツファンの多い地域でどこの球団を応援するかと聞けば当然多数が巨人軍の数字が多いだろう、そういう偏った調査をすればいかようにでも数字は都合のいいものになるのだ。中国の数字が調査開始一月経過出だしているが、それも不可能だ。電算化やインターネット経由で即座に出すことは理論上可能でも、実際の数値のチャックに膨大な時間と費用がかかるからだ。例えば身長の記録を書いてくださいとしても、人は920センチメータとか平気で信じられない数字をいれる人がいるからだ。どんな調査でも半年はかかると思った方が良い。
ちなみに、新聞報道を信じ込んでしまう人がいるように、歴史家も古文書を信じ込む人も多いという。たしかに歴史書物には西暦〇〇年に正義のAが悪人のBを殺して王様になったとあれば、歴史学者の何割かはその古文書を信じ込んで、つまり過去の歴史書は正真正銘正しいことしか書いていないと思い込んであるが、本当にAは正義でBが悪人かはわからないのだ。多くの実証を分析するとBの方が正しく善人で、Aが王位を奪い取ったことなど歴史上の嘘のほうが多いというのは実際だからだ。そもそも、奪い取った方が自己に都合のいいように歴史を書き換え、自分を正義だと書かせるからだ。中国共産党は習を中心にイエスマン側近で固めた絶対の核心である習絶対王朝を作り上げた、簡単にいうと全て大嘘ででっち上げたものである。もちろん、それを正当化するためには莫大な人民をその守護者として世界支配に向かわせるのは必定だ。歴史学者はすでに歴史の真実を見ることができないが、賢明な者は真実の中国は暗黒の闇と絶望が充満した悲劇の世界であることを承知でお付き合いするがよい。
追記)嘘がばれる、または真実を言われるとこういう連中は怒って黙らせようとする、まるでプーチンのような暴力を振るうことが多いものだ。