安倍元総理の国葬で右往左往するのはもはや国家としての体をなさないが、結局、統一教会に対するこれまでの甘い対応が国民の怒りを買うことになったと考える。これまでもカルト的な教義であったり、韓国人詐欺師集団がキリストの名をかたり金品を奪い去る手口は多くの被害者が窮状を訴えていたにもかかわらず、そのお先棒を担いで統一教会を支援する自民党は許しがたいということだ。先日は警備担当の大臣等が引責辞任したがあたりまえのことで遅きに失する、今後も要人の警護は厳重に慎重にやってもらいたい。しかし、安倍氏の統一教会へのメッセージは痛恨の極みだ、なぜ安倍氏ほどの人物がカルト教団に関わったのか極めて愚かなことだった。ましてもともと急遽応援演説スケジュールを変更した自民党の選挙本部も問題だ、警備する側の苦労を理解しないで勝手に決めればこういうことが起こるということだ。物事は何重にも不運が重なると重大な結果を生み出す、現在は世界中が異常気象、大洪水、大干ばつ、異常熱波で大災害の最中だ、さらにコロナは収まること無く拡大し、サル痘などの新たな魔手が忍び寄る。そしてウクライナへの魔手をプーチンは止めること無く、反対に拡大するようだ。そしてその影で中国共産党は軍拡し、隙あらば台湾侵攻を開始するだろう。さて、対するはアメリカだ。またもや共和党のトランプ元大統領が次の大統領選挙に向けて行動を過激化させている。アメリカは共和党とバイデン大統領の民主党で二大政党がアメリカと世界の政治を実際に支配している。それぞれの主張も違うし、支持層も異なるのだが、やることはおなじだ、ロシアへの対抗、中国への反撃は同じ思考である。さて、この共和と民主を違いを勝手に分析すると、銃規制反対などの強攻策が好きな共和党は実は「恐怖」が深層心理にある。「恐怖」」があるので銃で自らを守ろうとする思考が働く、いわゆる恐怖を隠すために強気に見せるのだ。対して民主党は「怒り」または「不安」が根本的な精神だろう。比較的マイノリティが支持する政党だが、いろいろな差別や格差、貧困や失業など生活不安がつきまとう人々が中心で、心の中は「不安」なのだ。その不安とそれに対する怒りが民主党を応援するのだ。結局、人間社会はそれぞれが抱える、「恐怖」や「怒り」の裏返しであり、それを見据えて政治をしないと、やれ国葬をするしないの子供じみたレベルの話になるのだ。