中国共産党はなんでも言いがかりをつけて脅し脅迫の材料にする。その裏にあるのはメンツという正当化だ。正当化することにより権威を高めることもその目的でもある。しかし、中国は面目上は四千年の歴史があると言うが、歴史からは何も学んでいないし、そもそも歴史をしらない。これまで幾度も無数の中国王朝が乱立しては消滅し、その繰り返しだった。中国内を統一するだけで手一杯で統一すると同時に衰退が始まる、そしてメンツにこだわり破局の消滅を迎えたものがほとんどだ。中国史を見れば良い、そのたびに多くの文化財や貴重な資料が灰塵に帰したせいもあるのだが、なかなか学習機会もないのかもしれない。さて、中国共産党を守るための人民解放軍が台湾近くで大規模演習をしている、もちろん脅しであり、今回も将来も侵攻はできない、プーチンとは違い実力ではかなわないことは理解しているからだ。つまりは模倣や偽物作りは大好きでも、本当に主体的に戦争で勝とうなどと言う気はなく、脅しと知略でぶんどるというのが歴史的な彼らの戦闘なのだ。これを孫子の兵法という。さて、いずれにしても彼らの唯一の存在根拠は「メンツ」のみである。メンツのために他国を威圧し他国を侵略する。ではメンツとなにか、これも中国歴史を見れば一目瞭然で天からの承認だ。故に天命としての使命で皇帝は世界支配するという筋書きだ。ではだれがその天命に従うのか、アメリカ人や日本人が従うというのだろうか、世界広しといえども、精々金をもらっている中国人以外は皇帝を皇帝とも思わないだろう。もちろんニセ皇帝とは思っているが。しかし、中国国内ではだれひとり反対者はいない、反対すれば生首が落とされ一族郎党が滅ぼされるからだ。だれもひとりとして皇帝の意のままに動くというのが中国人民に課せられた運命だからだ。最後は14億人の中国人は習皇帝の命令下で消滅するというだけのことだ。はっきり言って天命というのは作り事で存在しないのだ、故にこれまでの中国王朝はことごとく滅んだのだ。もし本当に天の神のお言葉で国が成り立ってのであれば滅ぶことはないだろう、もし滅んだならそれは「神」ではない、ということだ。すくなくとも民主主義国家は民衆の選挙で選ばれているので、その存立基盤は明白だ。その国の民がその国の意思を反映しているからだ。もちろん大分ずれた国政をしている国も多いが、基本的には国民に支持があるからまとまるということだ。しかし、中国共産党は勝手に親分を決めて、それの決定が全中国と全世界を支配する根拠だという、お笑いごとだとしかいえない。メンツに泥を塗ったと根拠のない言いがかりをつけて金品を要求する手口はどこかの連中とまるで同じなのだが、これを正当化とはいわずに悪党というのだが、悪の栄えたためしはありえない。メンツに泥を塗ったのは自分自身だと言うことを知らない無一文のマル裸の王様は一体だれになるのだろうか。