お気づきの方もいるかもしれないが、知床遊覧船沈没の会社社長桂田氏とプーチンの悪行はよく似ている。確かに超帝国の大統領と一介の企業の社長は何の関係もないが、やっていることはそっくり。まず、何も全く知らないで、欲望のまま自分勝手に命令している、さらには事件があっても表にはろくに出ても来ず、結局責任は部下に押しつけ、当然責任は取らないという構図はまるで鏡を見るように同じなのだ。これはもういちいち解説する気にもなれないが、それで多くの人命と財産が失われ、それを知った人々は憤りを感じ、しかも関係機関はだれもなんの責任も追及できずに黙ってなにもできないという。だれもがおかしい、狂っているとしか思えなくても、それを処罰も対策も何もないのだ、これが現代社会の暗黒なのだろう。精々、規制を強めて次の事故を防ぎましょうと言い出しても、いつの間にか同様な事故が再発する、いつものとおりの茶番劇だ。いい例がどこかの都知事のコロナ対策、いつまでたっても同じことの繰り返しで抜本的な対策ができていない、はっきり言って無駄な規制を出すなら保証も出さなくては意味も無いだろう。もう二年もやっていれば気づいて当然だが、だれも注進も忠告もしない、おそらく取り巻きにわかっている人間もいないのいだろう。さて、プーチンと同様な輩はなにも、この社長だけではない、どこかの北のミサイル男とか、どこかのキンペイとか、世界中には独裁者かテロリストのボスとかが世界を牛耳っている、かれらもまたハルマゲドンの登場人物になるのだ。むかしサリンをばらまいてハルマゲドンを志したニセ宗教者は死刑直前まで真相を語らなかったが、実の真相はただただ、人間の無知と狂気であるということだけだ。