戦争は感情的な面もあるので、先に釘を刺しておきましょう。いわゆるカッときてもいきなりプーチンを死刑にしないこと。今回はありそうなので、とにかく、このウクライナ侵略という無謀なことをなぜ起こし虐殺や破壊をした事実を説明してもらうのが先です。今日も知床で悪天候をついた無謀な観光船が多くの乗客を危険な目に遭わせて、これで説明も無く裁判も無いというのは絶対にしてはいけないということと同じです。いい例が元禄15年12月14日の赤穂浪士討ち入りです、結論からいうと、浅野内匠頭を裁判もせず即日切腹させたことが幕府の大きな過ちでした。いきなり江戸時代の話をしておかしくはないかいと思われるかもしれませんが、あくまでも引用ですので、思いついただけのことです。さて、武士道の美談と語られるこの討ち入り、しかし専門家にいわせるとおかしいところが満載だと言うことです。まず、吉良上野介はハラスメントをしたのでしょうが、刀で傷ついた側の被害者です、つまりは内匠頭が加害者ということ。さらに武士道の敵討ちはあくまでも親の敵を討つことであり、殿様の敵を討つというのは対象外と言うことです。もしそれを許すと石田三成を討った徳川家康はいつまでも安全に徳川幕府を運営できませんから。それに明智光秀は殿である織田信長を本能寺で討ち取りましたが、これに対してはあくまでも謀反の件での討伐であり、たしかに秀吉は信長の敵討ちとは思ったでしょうが、本当の敵討ちなら戦争ではなくて決闘になりますね。結論からするともちろん、敵討ちと称して被害者である吉良上野介を加害者側の人が殺したんですから捕まるのは当然でしょう。ここでは誠にすいません、私も忠臣蔵のファンですのでひどいことを言って申し訳ありませんが、論理的におかしな事件であり、その発端はろくな裁判もせずに内匠頭を感情のままに殺したのが、徳川綱吉の大失敗でしたということです。こういう判断ミスで肝心要の対応を行わずに憎い敵を殺すと後が尾を引くとこになるので、緊急投稿しました。まあ、どっちにしても遅かれ早かれに同じことになることには変わりありません。