もうすぐ2ヶ月になるロシアのウクライナ侵攻、まさに侵略戦争の極み、市民虐殺の典型で、おそらく今世紀の重大な歴史転換として残るだろう、もちろんロシア自体は残らないが。日本国内でもいまだにロシアに気を遣う人々がいるのだが、かれらは今のロシアの戦争犯罪よりも、かつてあったアメリカの起こした戦争などを取り上げて、西側が起こした犯罪は問わずにロシアを非難するのはおかしいと主張している。まあ、そういう主張することがおかしいの極みであるが。沖縄の知事や某維新政党の元党首など、絶対にロシアを非難すること無く、本当の敵はアメリカという考えを暗に匂わすのはいささかどうなのか。まあ、とにかく責任者であるならば、責任を持ってプーチンに戦争をやめさせられないかな、どうせ口先だけの人はもう発言しなくていいだろう。まさに口先でどうにでも言えるから、プーチンもウクライナをテロリストに仕立てあげているのだ。例示としてわかりにくいかもしれないが、江戸時代は鎖国していなかった。徳川家康が鎖国令を出したと思っている人が多いし、実際、外国船は日本の港に入れなかったのだから鎖国であるには違いないのだが、事実は違う。長崎の出島ということろでは堂々とオランダ船が入港し、様々な輸入輸出と情報を得ていた。朝鮮からも、琉球からも貿易をしていたのはご承知と思う。ゆえに鎖国という教科書で習ったことは、同時にその教科書ではオランダ貿易をしていたと書いてあったはずだ、矛盾する内容だが、半面は正解で、半面は間違いなのだ。つまりは極めて制限された範囲で外国との交流があったということである。そういう間違いを21世紀の現代においても平気で勘違いのままに他者を攻撃するという間違いを犯す。誤解を承知で申すが、人間は誤解の生物である。故に誤解することは致し方ない、それを非難するのは確かに行き過ぎの面があろう、しかし、誤解で戦争をするのいは誤解では済まされない。誤解することで、人を殺し破壊することは全く違う、そういう誤解を判断し是正することが政治家の役目である。基本的に軍人というのは攻撃では無く、自国を守りということが任務であると同じだ。政治家プーチンだと言うのであれば、まず事実を把握してから他国への軍事作戦では無く、外交交渉をすることが仕事であり、軍事パレードをして自己陶酔したいなら、ロシア国中で戦争しろ。