戦争も知らない、政治もわからないようで、ウクライナに早く降伏してロシアに白旗を上げろという愚かな人間がいるらしい。平和ボケ日本ならではの輩だ。世界ではもし降伏すれば良くて奴隷、最悪は財産はおろか生命も差し出すことになるから、絶対に降伏はしない。よほど膠着して、お互いがこれ以上やっても無駄と分かった時だけ和平に応ずる場合があるが、それはほとんど互角のときだけなのだ。いちいち細かい解説はしないが、そういう愚かさは国際政治に持ち込まれたら最後だ、敵が怖いから、市民が犠牲になるからと言って、領土を譲渡すれば、さらに要求はエスカレートして全てを差し出すことになる。歴史の本をみればすぐわかるだろう、いくらでも例が出ている。おそらく日本が無条件降伏をした時の印象で言っているのだろうが、正に奇跡で相手がアメリカだからよかったにすぎない、というより原爆２個の威力にアメリカ自体が恐怖し同情したともいえる。その原爆の力を知って、プーチンはウクライナに核を落とすだろう、日本同様にこれでウクライナは負けを認めると。答えはＮＯだ。核を使えば世界中からロシアの蛮行を非難され、ナチス同様、世界を敵に回すことになる。また中国を仲介するという愚かさにも呆れた、詐欺師の暴力に、泥棒を仲裁に頼むようなことはしない方がよい、漁夫の利どころか更なる破滅になるような仲裁なることに気が付かない愚挙だろう。こういうリーダーがいるということからも如何に大阪のレベルが低いという事だ。自身は散々ウクライナの降伏しろと迫っているが、維新党なるものは一向に降伏もせずに頑張っているではないか。なんども大阪府民から拒否された都構想を何度もめげずに住民投票をさせ、選挙のたびに敗北しながら負けを認めず、なんども議会に議員を送り出しているだろう。選挙も戦争も同じ、降伏などありえないのだ、また自民党とか他の政党との抗争に共産党とか他の政党の仲介をするのかい、しないだろう、評論家になるといい加減な個人的意見で世間を惑わすなよ。
さて、問題はそんなくだらない政治家もどきの評論家の話ではない、まさにロシアのことをどうするかが問題だ。当面はもちろんウクライナの勝利でしかないが、敗北後のロシアがプーチンの死体をどうあとしまつするかではなく、ロシアが存続できるかどうかだ。何度も言うが、プーチンが死体になった後の大統領が全くいない、これではロシアが空白地帯になる、当然、陸続きの中国が全軍をあげてロシア全土の接収に入るだろう。ユーラシア大陸は欧州側とインドを除いてほぼ中国領土化になるのだ。いやいや恐ろしいことだね、橋下さん、それを承知で中国共産党は仲介役をするのだから。さらに具合が悪いのは食料生産が世界的に落ち込む可能性もある。ウクライナの穀倉地帯の復旧よりも、地球の異常気象は目の前に来ている、去年はバッタの大群がアフリカからインドまで大移動している。今年も噴火が相次いでいる、プーチンは世界の状況を理解もせずに、ロシアの問題を解決もせずに、意味のない妄想で軍隊を動かし、ウクライナ人を殺戮した結果、世界には沈黙の春が訪れる。