高市さんが総裁戦に出るニュースで、日本の必要な電力量が50倍になるという話をされてました。高度な情報化社会になれば、それを維持するコンピュータはさらに増強が必要と言うことです。だれでも5G、6Gという巨大データをスマホで行き来すれば、それこそ天文学的な情報のやり取りが行われるということは、それだけの電力がなくてはできないということです。災害があればすぐにひっ迫する日本の電力はどうなるのでしょう。火力発電でこれからもいくのでしょうか、それとも太陽光発電か、東日本大震災で原子力が本当に風評被害のように風前の灯になっています。原子爆弾が怖いと言う人は原子炉も怖いでしょうし、実際に福島では脆弱さがあのような被害を出したのですから仕方がないかもしれません。だからと言って原子力発電を無くせと言うのは子供です、日本を原始時代にする気なのでしょうか。前にも言いましたが、ウランを使うのは今のうちだけで、将来は水素の融合による核融合原子炉に移行するまでに期間であり、科学は失敗をもとに進歩すると言うのを日本の政治家も科学者も忘れています。もし将来安全な核融合が開発できなければ、われわれの電気は国民全員で一日中、自転車のペダルを回し続ける社会になるかもしれません。もちろん、原子力に力を入れ、石油や天然ガスが豊富にあるアメリカや中国には手も足も出ないということです。
日本は天皇制ですが、それを明確にしたのは徳川時代、御三家のひとつ水戸藩が大日本史を編纂した結果、徳川御三家にもかかわらず、天皇が日本の中心と言う説を全国に広めたからです。将軍より天皇が偉い、というその思想で、いわゆる尊王攘夷の志士が討幕運動を起こし、欧米列強との戦いを行うことができたわけです。すなわち徳川一門にもかかわらず、水戸光圀という黄門様が明治維新の本当の立役者なのです。しかし、維新の功績は薩長に取られ、肝心の水戸藩はほとんど明治新政府に参加できませんでした。これは水戸藩内での天皇派と佐幕の将軍派は血で血をあらう激闘で大半の水戸藩士が命を落としたからです。いま言いたいのは、天皇はみずらか日本の一番の権威だとか、将軍より偉いと言ったことはないということです。自ら言わなくてもちゃんと理解している人がいるから実質の支配者である将軍家一族からも異議が出るのです。さて、こういうように下々の支持があるから天皇家が存続し、天皇制が維持できるのですが、やはり国民の信頼を裏切っては困ると思います。皇女和子さまとか天皇と将軍の間に入ってどれほど苦労された理解すべきでしょう。皇族はめんどうだからニューヨークへ行きますでは、天皇の権威を失墜させるとなぜ考えないのか不思議です。はるか将来の天皇制をみつめるべき人間が、異国に行って尊王攘夷をするのか3人乗りの自転車操業ををするのか気がかりです。