総理大臣としては実直で真面目、真摯に仕事をされた人だと思うが、やはり政治家は国民からの人気が欲しかったです。一生懸命仕事をされても裏方ではなく、表舞台の人ですから、ちょっとユーモアとか愛嬌とか、人々が喜ぶようなコメントがないと見向きもされないという典型でした。まるでアフガン政府のように疾風怒濤で半日で逃亡しましたが、「ガースーです」とかいうのが関の山では、逃げる前にもう少し世の中の風潮やテレビタレントの態度を見習えばよかったです。今更遅いですが、昨日も言ったように国会議員だけの中でいくら権力を維持しようとしても、結局国民の方を見ていない、一般人の顔を見ないではいくら頑張っても世の中よくならない、ですから直接選挙の大統領選挙が良いと思います。そのくらいの決断がこの国には必要だし、そのためには憲法改正です。
ちなみに、歴代の総理大臣もおそらく普通の会社員として生活をした人は少ないでしょう、実際に世間の仕事をしてない政治家は、国民がどう生きて、どう生活しているかわからないので、役人が作った文書の棒読みになるのです。経営者も同じ、日本にはロクな経営者がいないのは、自分で物を売った経験がないから。スティーブジョブスも、ビルゲイツも自ら作り販売したから経済の仕組みを理解したわけで、秘書室育ちででミスもなく上司の受けもいい輩が社長になると世間知らずの会社経営をして倒産するということになるわけです。こういうコロナで苦しい時は多くの失敗や左遷や干されたような人材がトップにふさわしいかもしれませんね。