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旭川医科大学のドタバタ

コロナは怖い、コロナは憎い、コロナはウチにコロナ!!と言ったかどうかは知りませんが、旭川医科大学の学長はコロナ患者の受け入れを拒否し、病院長を解任したそうです。顛末は新聞でしか内容はわかりませんが、どうもマスコミも評論家も大学の事を知らないのが気になります。文部科学省が調査したとか言ってますが、おそらく文部科学省は何もしませんし、何もできません。世の中は「国立大学旭川医科大学」は国立と思っているかもしれませんが、民間企業にすぎません。国立大学法人の設置によりすべての国立大学は国家公務員ではなく、「国立大学法人」という法人の職員です。JR国立駅が国立の駅ではなく、ただの国立市にある駅と同じようなものです。すなわち、文部科学省は民間の大学の問題には介入できません。かつて鈴木というスポーツ庁の長官が日大フットボール部の暴力行為で何もできなかったのと同じです。また、大学は最高学府としての見識で運営されていると思ったら大間違いです。いちいち言うまでもありませんが、学識や科学論理など関係なく、権力闘争の場ですから、学部間の争い、教授間の争いなど目に余ることは日常茶飯事です。なぜなら、学長の権限が極めて強く、ひとたび学長になれば理事以下の人事は好きなように決定でき、かつ気に入らない役員はすぐに首を斬ることができます。いい例が今回の病院長首切りでしょう。理事は学長の任命でハッキリ言って隷従します、そして高い給料をもらえるのですから学長の言いなりです。まともな議論するまでもなく、学長が右向けと言えば即座に右を向くのが今の理事会です。マスコミの方々もよくそこいらを理解した方がいいですね。今の大学は学長が人事、財務を握っているので、だれもまともな発言はできません、その付けはいずれ学生や国民に跳ね返るでしょう。まあ、文部科学省の責任でもなく、国立大学法人化を進めたのは財務省であり、その裏で会計法人がその仕事を狙っていて財務省に取りいったのです。当時も財政の負担で何としても国家公務員の削減が前提で、一万人以上を有する国立大学が標的にされ、かつ会計法人は各大学の財務を監査する仕事が手にはいるので、あっという間に文部科学省は敗北しました。おそらくこいうことも今の文部科学省の役人は知らないでしょう。話は元に戻って、コロナが怖いとしょうして旭川医科大学の学長は患者を拒否したと言うことです。それについていくらマスコミが非難しても口だけで終わり、だれも責任はとりません。根本的に大学の制度自体に問題があるということを理解した方がよいですね。

内山家政婦看護師紹介所

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