志村けんさんいに続いて、日本を愛し、日本の自然を守った作家CWニコル氏が亡くなった。ガンと言うことだが、惜しい人をまた失ってしまった。こよなく日本を愛したウェールズ生まれの気さくなおじさんと言う印象が強い、黒姫の森についての本を持っているが、しばらく見なかったのは残念でならない。
今回の武漢ウィルスで日本中、いや世界中が大混乱している、たかがウィルスと高をくくっていたた各国政府の慌て狼狽ぶりは歴史に残るだろう。戦争や経済恐慌での混乱は周期的に起こり、対応策はその都度手を携え、知恵を出し合あって克服したが、自然の脅威は意のままにならない。台風や地震はまだすぎてしまえば落ち着きも取りもせようが、病魔はどこまで広がるか、だれがいつ感染するかは神のみぞ知ることで、いつ終わるのかもだれもわからない。自然を敬い、自然とともに生きるCWニコル氏の思想を見ならうべきときであり、都市に集中する生活ではなく、のどかな田舎で暮らすことがウィルスへの最善の防御かもしれない。しかし、とにもかくにも武漢ウィルスには負けてはならない。若者は負けるよりは街に出かけたいという気持ちも理解できるが、やはり防衛策は必要だ。侵略の意図を持つ国家と対峙する場合も素手で立ち向かうのは危険だと言うことと同じである。武漢ウィルスをまき散らした中国はこの期に及んで毎日尖閣諸島に軍艦を送り付けてきている。侵略の意思は明確であり、ようやく及び腰の日本政府も自衛隊の基地を尖閣諸島近くに配備し始めた。はっきり言っていまだからこそ、尖閣そのものに部隊を配置すべき時期なのだが。政府の武漢ウィルス対策がなっていない、マスクを2枚世帯に配布して終わりと言う、世界中の笑いものになっている始末である。職を失い、生活に困る人々にもなにも対策を実施しない、口先だけではいろいろ言っているがほとんど意味のない後の祭りの後になにかを言い訳の様にするだけで終わらせる気なのだろう。これもあれもすべて役人とくに財務省の上級役人が決めているからこういうことしかできないのだ。まだ中国の方がトップダウンで全てを決定し実行できるから早く確実に全面的な展開が可能であり、だれもそれに従うだけなので、非常に効率的なのだ。日本はこれの真逆。すなわち、トップダウンができない政治家が最悪の存在なのだ。政治家はあらゆる場合を想定した法律を自ら作り、みずから指導するのが政治家の役目であり、役人の作った法律案を眺めて文句を言うのが政治家では絶対にない。政治家が戦争、経済不況、災害、防疫体制など国民すべての生命財産をどう守るのかを立案してみろ。私なら一時間で素案を作り、国会で説明し、明日にでも施行し、全国民を守る体制を整えることをするだろう。もちろん国会議員でもないので、なってからの話であり、またなりたくもないのだだが。昨日のテレビでは、緊急宣言をするかどうかでいつまでも迷って先延ばしをしている政府について、まるで、ゴール前でパス回しをしているチームの様だと揶揄していた、至極明確な表現だ。だれがゴールにシュートをするのか、べつに総理でなければならないという決まりはない、決まりをつけたければ国会議員なのだから法律を一つつくればいいだけなのだ。国会とか立法府とか言っても、議員はだれも法律の条文一行もかけない国家である。イギリスウェールズから来た外国人が日本の危機を感じ、私財を投じて黒姫の森を守ったような国家はどこなのだろうか。武漢ウィルスより凶悪なのは日本の国会議員そのものであるということは歴史に刻むべき事実だろう。