日本育ちの母親を持つ金正恩はトランプにどのようなクリスマスプレゼントを渡すのだろうか。いずれにしても大したものではないだろう、プレゼントが喉からほしいのは正恩の方だからだ。「恩」という文字を名前に持つ人物に中国の周恩来氏がいる。卓越した中国共産党の政治家であり、毛沢東の側近として、日中関係についても尽力している。ナンバー2として死ぬまで権力を持ち続けることができたが、彼の墓はない。死後に灰は地上にまかれたからだ。
周恩来ほどの手腕はないにしても、恐怖で人民を掌握する知恵は並大抵のものではない、ただし、恩知らずな態度をすればトランプからのプレゼントで、すべてが灰燼に帰すことになるかもしれない。中国の強制収容所からのクリスマスカードがアメリカの市民に届き、ニュースになっている。ウイグル、チベット、香港、さらには法輪功という宗教団体の信者に対する厳しい弾圧がいまだに続いている実態が明らかにされた。世界中が中国の人権弾圧を非難している最中に日本と韓国が中国の首脳と会談しているが、日本からも中国に人権を守らせるよう主張し、他国への侵略を即刻やめさせないと、今後戦争に本当になる可能性がある。はっきり言って中国が世界制覇のために戦争をしかける準備の真っ最中であり、国内の意思を統一させるために収容所をフル稼働させているのだ。習は毛沢東の真似をしているのは事実であり、毛は文化大革命と称したのだが、これにより中国人六千万人が餓死し、中国四千年の歴史や文化が灰燼に帰した時代に逆戻りしたことを再び繰り返そうとしている。しかし、毛沢東と周恩来が綺麗さっぱり中国の伝統を消し去ったおかげで、逆に現在の中国の発展があるのだろう。何もないところに盗み取った最新技術を使い、コピーする能力が極めて長けた中国人にとっては疑似文明国家を作ろことは容易いことだ。これは決して中国だけの特許ではない。日本はたとえば、明治維新で昨日までの武家社会を一夜にして近代化を成し遂げている。まるで昨日の夢だったかのように、朝起きたらチョンマゲを切り落としているのだ、太平洋戦争終戦では昨日まで鬼畜米英が、朝起きたら米英を模範に人権尊重の国家づくりに邁進している。過去を一掃して、昔を懐かしむことなく新しい道を歩むと言うのも国家が進化する上では必要なことだ。しかし、中国は毛思想への単なる先祖帰りに過ぎない、ましてや毛思想こそが世界を支配する根拠であるとすると極めて世界にとっては危険である。世界は中国のために餓死はしたくないからだ。まあ、歴史のない国は幸せだ、韓国のように勝手に歴史をねつ造し、それを真実と思い込んでいれば将来を考える必要がないからだ。
歴史を捨てさり未来を作る国もあれば、歴史がなくて将来を見ずに仮想の過去に溺れる国もあり、いろいろ世界はバラエティに満ちている。皆さんメリークリスマス。