近年の漁業不漁は深刻です。サンマもマグロもウナギも危機的状況ですが、気候変動以上に太平洋に異変があるのかもしれません。それが南シナ海の環礁埋め立ての影響です。中国共産党が無謀にも中国領と称して南シナ海のサンゴ礁を全て埋めたて軍事基地にしました。オバマの猿がそれを黙認したのが間違いです。これは国際法違法であり、ましてや侵略行為は国連憲章に反する行為です。その海を、生態系を調査し保護したうえで埋め立てたのでしょうか。魚が産卵する場所は限られています、またサンゴ礁は魚の楽園であり、これは海洋生物を保護する上で最も重要な場所です。こういう貴重な場所を埋めててしまう暴挙を中国がしているのです。おそらくその影響が漁獲量の不振につながっている可能性があります。また中国漁船による世界の海洋資源の乱獲も拍車をかけており、数年で魚が食べられなくなるでしょう。全責任は中国にあります。
北朝鮮の制裁決議もいよいよ最終を迎えました。母親が日本生まれ日本育ちの金正恩は、その権力を握って以来、独裁国家を維持してきました、それはたいしたものですし、あのトランプ大統領すら虜にした魅力があるのでしょう、すっかり正恩を信じ込んでします。しかし、父親金正日の殺害に関与し、さらに叔父及びその家族を赤ん坊を含めて全て銃殺し、多数の側近を粛清し、挙句の果てには兄金正男をクアラルンプールの空港で毒殺した人物を本当に信じていいものでしょうか。いまだに核兵器は廃棄せず、トランプとの交渉のフリをしながら稼いだ時間で弾道ミサイルを完成させています。怖いのはどこに落ちてくるかわからないロケットなので日本も危険です。野党やどう考えているのでしょうか。さてその北朝鮮がこれからどう世界に挑戦するかは見守るしかないようですが、その間も多くの北朝鮮の人々は拉致された日本人も含めて生存の危機が迫っているのでしょう。すでに兵士ですら食糧難で飢えています。ただ、北朝鮮は地下資源が豊富です、多量の金塊を備蓄して、ウランも大量に産出しているようです、またサイバー攻撃で多額の資金を他国から奪い取っているし、覚せい剤の生産や偽札印刷にも長けています。飢えて反抗できない朝鮮人民をいくら虐殺しても金正恩は痛くも痒くもないのです。日本政府も母親が日本在住のころのつながりをつかってもっと対話をアピールしてみるのもどうでしょうか。
香港の騒動はまだ継続しています、中国共産党支配のウイグル族とは違い、西側メディアの眼が狙っているので軍事介入をためらっているのでしょう、しかし、中国国内の大学では民主化防止のために思想の自由を学則から強制的に削除しているとのことです。学生から自由を奪うことで反乱を防ぐ意味であることは明白です。もともと中国は民主主義でも自由主義でもないのですが、中国皇帝の意に沿わない者は全て根絶やしにするというメッセージであると西側各国は受け止めるべきです。世界の主権は習一人の意向だけであり、習の思考で全ての善悪を決めることができるのが中国です。理論も法律も道徳も関係ありません、精神耗弱だから罪がないなどという建前で裁判するような国ではないのです。香港は抵抗していますが、隣のマカオは中国に服従しているので、習からお褒めの言葉を頂戴しているそうです。しかしマカオはカジノがあるので、中国の大富豪たちが太客として大挙して来て莫大な金を落としている以上、マカオのだれが反抗するでしょうか。それと同じことを日本でしようとして工作しているのが、この秋元国会議員のアイアール事件につながっているのです。政治と経済は裏表一体です、よく考えてみる必要があります。また野党の主張のように理想論で平和主義を掲げるのはいいのですが、現実と理想はかけ離れているものなのです。北朝鮮は地上の楽園だと主張しますが、それは餓死寸前の強制収容所と同一であることが真実です。