千葉県の台風15号被害はいまだ先が見えず、千葉市はまだいいのですが、南房総市など多くの市町村では復旧していません。多くの国会議員の先生には関係ないでしょうが、自らの仕事をきちんとはたすのか、こういう災害にそれぞれの地域でも対応できるか見直したらいかがでしょうか。しかし、千葉県の問題どころか、サウジアラビアの石油工場が攻撃されて、世界中が大騒ぎになっています。石油がなければ世界経済は成り立ちません、それがわからないとなぜ騒いでいるのか理解できないでしょう、国会議員の皆さん。もちろん、憲法学者はどう考えていますか、石油がこないことは日本の危機なんですよ、どうタンカーの安全なルートを確保するんですか、どう石油を確保するんですか、憲法学者はどうするんですか。このコラムにはヒントがたくさんあります、憲法学者はこのコラムから勉強すべきでしょう。
さて、憲法の問題での誤解があるので解説します。「平和と戦争」の概念は一つですね、でも「武装と非武装」の概念とは重なりません。これを重なって誤解している憲法学者や野党議員がいるので、勉強のやり直しをお勧めします。端的にいうと平和と武装は何の関係もありません。平和な人々も武器がなくても戦争状態になることはいくらでもあります。武装していても何百年も戦争しないところもたくさんあります。江戸時代など武士の時代ですが、戦争というものはほとんど起きませんでした。百姓一揆のように鍬や鎌での争いのほうが多いと思います。武装しているから戦争と言うのは幼稚な考えです、まったく違うカテゴリーであり、混同するから憲法学者のように頓珍漢な論理になるのです。ちなみに、右翼と左翼もまったく概念が違う構造です。
右翼はおおむね愛国者のグループを言うようです。ですから右翼から見て反対は反日の人々が左側です。しかしこれらは左翼では純粋ではないからです。左翼の概念は、労働者のグループです、つまりその反対は金持ちブルジョワといういまではあまり使われない人々でしょう。ここでお気づきのように、労働者でありながら愛国者はどちらに入るのかが問題ですね。つまり純粋に左翼と右翼をわけるのは、愛国者であるブルジョワと反日である労働者であれば明確に区分できますが、ふたつの概念で一緒に区分するから矛盾が起きてくるのです。もう一度言うと右翼の反対が反日であり、労働者ではありません。左翼の反対は金持ちであって、愛国者ではありません。こういうようにきちんと区別しないで考えるから憲法学者のような究極の無学の徒になるわけです。こういう輩が勝手に憲法を解釈して余計に混乱を蒔き散らかす状況ですが、自ら第9条の政府解釈を否定しながら、みずからの勝手な解釈を人に押し付けるのは言語道断の極みでしょう。さて、とにかく台風災害に憲法は何の役にもたちません、憲法学者がボランティア活動をしているという話も聞きません、別に来いとはいいませんが、その間よく勉強してください。政府は速やかに憲法を改正し、災害対策や石油危機などの国際問題や地球環境問題にも対応できる憲法に改正するようお願いします。