百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に向け登録準備に入ったようです。
有名な仁徳天皇陵を見に行ったことがありますが、結局道から見る限りは大きな山でしかなく、やはり空中から見る以外にはあの巨大な墳丘をみることはできないようです。しかし、もっとはやく世界遺産に登録すべきものです。世界最大のお墓であり、それも数十基の陵が一群になっているという様相はまさに圧巻です。当時の天皇の力がいかに凄いかを如実に表しています。まず、大きさもそうですが、工事に要した人員を動員できる財力や組織力がなくては無理な話です。そして、工事技術、測量技術等高度な専門知識をどうしたのでしょうか。それも何十年何百年と継続するだけの文化力、物資生産力も必要です。さまざまな国家としてのシステムが完備せずにこれらを作り継続することは不可能です。世界には大きな墓はほかにもあります。エジプトの巨大な2基のピラミッドや中国始皇帝陵が有名ですが、面積でははるかに日本の古墳より小さいです。それも日本のように何千の古墳を持つというものではありません。たしかに4千年前に巨石を山の様に積み上げたピラミッドは偉大ですが、本当のところお墓かどうかもわからないというのはどうなのでしょうか。日本は古代天皇をはじめ、有力豪族のお墓であるのは確かですが、残念なことに科学調査が不十分です。世界的に貴重な遺産であるので、もうすこし調査を望みたいところです。天皇陵というのはわかりますが、古代天皇をしることも国民文化にとっては必要なことと思います。万が一、これまでの歴史の定説を覆す事実が分かったとしても、それはそれで重要なことであり、真摯に日本の歴史を認識すればいいことです。今日も北方領土をどうするか戦争でもするかの議論があったそうですが、ロシアの不当な主張に戦争放棄と言う愚かな方便では通じないと思います。何万人の日本人がシベリア抑留で戦争が終了したにもかかわらず餓死された事実を今の政府や国会議員は知らんふりをしています。ロシアはスターリンの大虐殺で二千万人が死んだとか、そもそも帝政ロシアの農奴制の過酷さは有名です。日本は古来より天皇のもと国の秩序と安寧を維持してきた証拠が今回の古墳群だと思います。国の主権がロシアに奪われているという事実を隠すために、正義のための決起も時には必要です、それを一方的に戦争だと言っただけで追放は自由主義国家の日本としていかがなものでしょうか。はっきり言って天皇制を否定するような国会議員を追放するほうが先とは思いますが。本日は世界遺産登録へ向かうという良いニュースで終わりにしましょう。