千葉県及び千葉県行政書士会と共済して、コスモス成年後見サポートセンターが講演会を昨日(1月24日)に千葉市消費者生活センターで行いました。今回のテーマは「高齢者や障がい者における消費者トラブル防止」のための講演会です。
消費者トラブル、特に電話による詐欺が相変わらず多く、沢山のお年寄りが被害に会っています。講演会で指導された具体的な事例を上げておきます。
キーワードは「お金、健康、孤独」です。この言葉で人を騙します。
〇ハガキでくるもろもろの請求書・・・無視してください、絶対に電話しないでください。
〇新聞の定期購読・・・粗品を沢山もらっても断る必要があります。
〇携帯電話、スマホを購入して送れば謝礼をします・・・嘘です。多額の請求が来ます。
〇瓦のリフォームが必要です・・・騙しです。断ってください。
〇息子からフルーツを送る・・・息子を騙った詐欺、息子の次に宅配便の役が電話来ます。
〇頼んでもいないカニが送られてきた、配水管の補修工事の契約を結ばされた・・・ご家族等にすぐに相談してください。
〇キャッシュカードが不正に使われているので取りに行く・・・不正を騙っていますが、キャッシュをだまし取られます。銀行協会を名乗るものが来て、カードを封筒にしまうフリをしながらすり替えて盗みます。
〇元号が変わるので、キャッシュカードの変更が必要だ・・・必要ありません、改元してもキャッシュカードは絶対変更ありません。
〇警察、銀行、市役所の職員だからキャッシュカードを渡す・・・いかなる人にもカードを渡してはいけません、見せてもいけません。
盗られてからでは遅いのです、金を引き出されて、盗んだ相手はだれかわかりません。用心のために銀行カードの利用制限額を20万円に変更したり、利用時間を夜間禁止にできます、銀行で対応できます。
もし、将来が不安な方、高齢者や障害者が身近に要られる方は一度、成年後見制度を考えてください。行政書士等が家庭裁判所の指示のもとに資産を管理します。騙される前にいろいろな予防策が必要です。また騙されてもクーリングオフもできます、取消権もあります、消費者相談センター、成年後見センターにご相談ください。